【社説】変わらない政治、今日はムチを握る日=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.13 13:23
今日実施される4・13総選挙は大型イシューと与野党間の政策対決が消えた空虚な選挙だ。選挙の時期になると、政界は国政の方向と路線について熱く真摯な主張を出さなければならない。有権者は選択できなければいけない。しかし大韓民国をどの方向に導いていくという約束や確約は与野党のどちらにも見られない。その代わり許してほしいという泣訴や大げさな姿、開発公約だけは各地域・町内であふれている。
もちろん地域開発公約で票を得ようとする公職候補者の努力をむやみに扱うことはできない。開発公約の中には地域住民の夢と期待が込められている。そうだとしても出馬候補の半分が掲げた公約だけで1000兆ウォン(約100兆円)以上の費用がかかるのなら、これを熟考の末に出した約束と誰が信じるだろうか。さらに最高検察庁の調査によると、中傷・誹謗や世論ねつ造など不法選挙法違反者は前回の総選挙に比べて半分近く増えたという。論争は減って勢力争いは増えた過熱、混濁選挙だ。